大相撲の東横綱照ノ富士(31)=本名杉野森正山、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が名古屋場所4日目の12日、日本相撲協会に「腰椎椎間板ヘルニアなどで1カ月間の安静加療を要す」との診断書を提出して休場した。3日目まで2敗と不振だった。両膝痛による4場所連続休場明けの先場所は、8度目の優勝で復活を印象付けたばかり。今場所は横綱不在となった。

 師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)によると、11日夜に横綱から休場の申し出があり「我慢していたが、耐え切れなくなった。まずは痛みを取らないと話にならない」と明らかにした。膝は順調に回復しているものの、約1カ月前から腰痛を訴えていたと説明した。