【北京共同】中国共産党の習近平総書記(国家主席)は30日、党中央国家安全委員会の会議を開き「国家安全が直面する複雑で厳しい状況を深く認識しなければならない」と強調した。米中対立を踏まえ、習指導部は国家安全を重視。スパイ容疑などでの自国民や外国人の摘発強化もこうした危機感を反映している。

 新華社電が伝えた。会議では、国家安全に関わる問題の「複雑さ、困難さは明らかに増している」との認識が示された。一党支配体制の維持を意味する「政治安全を守る」重要性も確認した。