【ベルリン共同】ドイツのシュタルクワツィンガー教育・研究相は、中国の国費留学生がドイツの研究機関や大学でスパイ行為を行う危険性があることに懸念を示し、研究機関はより警戒すべきだと述べた。ドイツメディアが29日報じた。

 報道によると、バイエルン州のフリードリヒ・アレクサンダー大が6月以降、中国政府の奨学金を受ける留学生の受け入れを停止。シュタルクワツィンガー氏はこの措置を「学術スパイのリスクが高まっていることを認識した決定は良いことだ」と評価し、「他の研究機関も中国との協力関係を見直すべきだ」と述べた。

 ドイツの大学団体は中国からの留学生に関して、一律の受け入れ停止には難色を示している。