【エルサレム共同】イスラエル軍は21日、パレスチナ自治区ガザ北部ガザ市にある地区最大のシファ病院の再襲撃で、イスラム組織ハマスの戦闘員ら約600人を拘束したと発表した。幹部も含まれると主張し、戦闘休止に向けて間接交渉を続けるハマスへの圧力を強めた。ガザ当局は病院内で患者13人が死亡したと明らかにし、再襲撃を非難した。

 シファ病院への再襲撃は18日に始まった。軍は戦闘員140人以上を殺害し、ハマスと共闘する過激派「イスラム聖戦」の幹部らが投降したと主張した。ガザ当局によると、軍が電力供給を遮断し、酸素吸入器が使えなくなるなどして患者13人が死亡したという。