【キーウ共同】ロシアが地上侵攻したウクライナ東部ハリコフ州のシネグボフ知事は21日、地元メディアに対し、激戦が続くボウチャンスクについて「市内に約100人の住民がおり、ロシア軍に人質にされている」と述べた。ロシア兵が住民らに処刑をちらつかせて脅し、退避を妨害していると主張した。

 ロシア軍は10日、国境を越えてハリコフ州に部隊を投入。国境周辺から住民ら約1万700人が退避した。

 ウクライナのビソツカ法務次官は21日、地元テレビのインタビューで、受刑者が軍に入隊できるようにする法律に関して「既に3千人以上が応募した」と明らかにした。