4月の満月の時期にはピンクの花が美しく咲き乱れる

 4月に見られる満月のことを「ピンクムーン」と名づけたのは、アメリカの先住民族たちでした。自然とともに暮らす彼らは満月に名前をつけて季節の移り変わりを把握し、それを農業や狩猟をする際の参考にしていました。それがのちに「The Old Farmer’s Almanac」という農事暦に掲載されるようになり、広まったと言われています。

「ピンクムーン」由来は?

 4月の満月が実際にピンクに見えるわけではありません。それなのに、なぜピンクムーンと名づけられたのでしょうか。4月の満月の時期になると、「フロックス」という名前のピンクの花が咲き乱れるからだといわれています。

 フロックスは1つの茎にたくさんの花が付く植物。花の季節になると小さい花が無数に開き、あたり一面がピンク色で埋め尽くされる様は圧巻です。フロックスは種類が多く、60種類以上が確認されているそうですが、その中の1つが日本でもお馴染みの「シバザクラ」です。

ピンクムーンには恋愛運やパートナー運をアップさせる力がある!?

ピンクムーンには恋愛運やパートナー運をアップさせる力がある!?

 月は満月と新月の時にパワーが最大になるといわれ、そのパワーを味方につければ願い事さえかなえてくれるともいわれています。特にピンクムーンには恋愛運やパートナー運をアップさせてくれるパワーが強いといわれています。

 その理由は定かではありません。ただ、ピンクムーンという名前の元になったフロックスの花言葉は「合意」「一致」「協調」。その全てが、自分とパートナーが調和を取りながら歩んで行く様子をイメージさせていくものです。そのようなことから、ピンクムーンには恋愛運やパートナー運をアップさせる力があるといわれるようになったのかもしれません。

ピンクムーンを眺めながら理想のパートナーシップについて考えてみる

ピンクムーンを眺めながら理想のパートナーシップについて考えてみる

 恋愛運やパートナー運を高めたいと思っている人は、ピンクムーンのサポートを受けて何をしたらいいのでしょうか。おすすめは、ピンクムーンの光を浴びながら、自分が望んでいるパートナーやその人との関係について考えてみることです。

 理想のパートナーと出会いたいと思っているのなら、その理想のパートナーがどのような人なのかを考えてみましょう。身長はどれくらい? 顔はどのような感じ? どのような職業についている? どんな趣味を持った人? その人と一緒にどのようなことがしたい? とにかく具体的に。頭の中で考えているだけだと曖昧になりがちなので、必ず紙に書き出すようにしてください。理想の相手が明確にイメージできるようになったら、その人と一緒に過ごしているイメージを持ってくださいね。

 すでに理想的な相手が見つかっていて関係を前進させたい人やパートナーがいる人は、今後そのパートナーとどのような関係になりたいかを書き出してください。とにかくたくさん、具体的に書くことが重要です。それができたら、相手と理想的なパートナーシップを結ぶために、自分には何ができるのか、何を変えたらいいのかを考えてみてください。

 たとえ月であっても、相手が考えていることを変えることはできません。なぜなら相手にだって自分の考えがあるわけですし、願望を持っているからです。そこで必要になってくるのは、理想的な未来を築くために自分には何が必要で、どうのように変わらなければいけないかに気づくこと。気づきを与え、正しい方向へと導いてくれるのが月の力なのです。

 引き寄せ力が強く、物事を成長させてくれるパワーを持つ満月。4月24日のピンクムーンの力を借りて、理想の相手との幸せな未来を掴んでくださいね!

(水浦裕美)