皆さんはストレスが溜まったら、どのように解消していますか?

先日、Wall Street Journalで専門家が他のストレス解消法についても話していました。

ストレスの要因を見極めるとか、呼吸に意識を集中するような方法もありましたが、なかでも「タッピング」という方法がおもしろかったのでご紹介します。

タッピングとは感情の解放テクニック

認定臨床社会福祉士のJulie Barthels氏が、タッピングのやり方を説明していました。これは「感情の解放テクニック」ともよばれているもので、やり方はいたって簡単です。

最初に、ストレスを感じていることと、そのストレスレベルを1〜10の範囲で格付けして、声に出して言います。たとえば、「締切までにこの大きな仕事が終わりそうにないのがストレス」といったことを声に出すのです。

そして、ストレスを感じていることを繰り返し言いながら、頭のてっぺんのところを2本の指でトントンと叩きます。

それから、同じことを言いながら、眉上、眉の下、目の下、顎、鎖骨、そして最後に胴の横のところを、同じように2本の指でトントンと叩きます。

終わったら、ストレスレベルが1から10の範囲でどれくらいかを判断します。まだ高いようであれば、ストレスレベルが1と言えるようになるまで、この一連の動作を繰り返します。

「インチキくさいと思うかもしれませんが、効きます」と、Barthels氏はWall Street Journalに語っていました。


私は今週これを試してみましたが、Barthels氏の言う通りでした。

これを何度かやると、散歩に行ってストレスのある状況から離れるのと同じ効果がありました。

私は自宅で仕事をしているので、会社勤めの人よりもこれがやりやすかったのだと思います。周りの人から見られている会社のデスクでこれができるのかわかりませんが、どこかやりやすい場所で試してみてください。

ストレスを感じてもすぐに解消しなければならない場合は、この方法を知っていれば最終手段として役に立つかもしれません。

——2017年11月14日の記事を再編集のうえ、再掲しています。

訳:的野裕子

Source: Wall Street Journal