私事ですが、先日引っ越しを終えました。ようやくひと段落つき、そろそろ仕事に全集中できる…と思った矢先、ちょっとした困り事が発生。

それは、マンションの法定点検による、1日がかりの全館停電です。維持保全のためには仕方がないことですが、夫婦揃ってリモートワーカーのわが家では仕事にならない…!

ノートPCの充電は当然保たないだろうし、そもそもWi-Fiルーターが使えません。近所のコワーキングスペースを丸一日利用するにしても、2人分だとそこそこの出費になりそうです。

…それならいっそ「ポータブル電源買っちゃう?」という結論に。事前に充電を済ませておけば、1日だけの停電なら余裕でしのげそうだし、防災グッズとしても持っておきたいですもんね。

【この記事はこんな人におすすめ!】

  • 安全性が高く、サイクル寿命が長いポータブル電源を探している
  • コンパクトで自宅用、防災グッズ用に最適なポータブル電源を探している
  • コスパが良く、十分な機能を搭載したポータブル電源を探している

安全性に容量、省サイズまで欲張りました!

というわけで、ポータブル電源を選ぶ際の基準は、下記の4つに絞りました。

【ポータブル電源を選ぶ際に重視した4つのこと】

  1. ガジェットの充電には困らないバッテリー容量
  2. 安全面に配慮されている
  3. AC出力でちょっとした家電が使える
  4. コンパクトサイズで、ソロキャンプに持っていける

いろいろと比較・検討した末にチョイスしたのが、これらの条件をすべて満たしていたCTECHiの「ポータブル電源 320Wh」です。

初耳なメーカー名だったので調べてみたところ、CTECHiは中国・深センで設立。20年に迫る歴史を持ち、ポータブル電源の開発・研究を手掛けてきた会社でした。

製品開発のコンセプトとして安全性を第一に考え、展開するすべてのポータブル電源には、安全性の高いリン酸鉄リチウム電池を採用しているとのこと。

この電池には、発火や爆発の危険性や自己放電率が低く、サイクル寿命も長いのが特長。ポータブル電源を選ぶうえで、外せないポイントと言えるんじゃないでしょうか。

LPレコードと比べてもこの小ささ。重さは4kg程度

今回購入した「ポータブル電源 320Wh」は、執筆時点ではAmazonで2万円台とリーズナブルながらも、しっかりリン酸鉄リチウムバッテリーを採用しています。

当然、PSE認証も取得しており、バッテリー全体の温度や電圧、電流を制御する管理システムも搭載。かゆいところに手が届く仕様だし、CTECHiって隠れた優良メーカーなのかも!?

7台同時に充電できて、使い勝手良好

搭載している出力ポートは、ACコンセント×2/USB Type-Aポート×2/DCポート×2/USB Type-Cポート×1の計7つ

右上の電源ボタンを長押しすると電源がオンになり、ディスプレイが表示されます。

ここでは、バッテリー残量やAC/DC出力、周波数(50/60Hz)などの状態が一目瞭然です。

3分以上使用しないと自動で電源が切れる「自動シャットダウンモード」も設定でき、オン・オフ状態もチェックできます。

320Whのバッテリー容量&7つの出力ポートがあると、リモートワーク中に困るシーンはほぼありませんでした。

実際、停電中にはノートPCにスマホ、カメラに給電しながら、数時間にわたりWi-Fiルーターを起動させられるほど! PD60W、QC3.0端子(18W)により、急速充電にも対応しています。

本体の充電方法は、5WAYと豊富。ACコンセントにソーラーパネル、PD+AC、PD、シガーソケットからチャージ可能で、電源アダプターやカーチャージャーほか、4本のケーブルが付属しています。

PDとACを同時入力することで、充電にかかる時間を短縮することも可能。アウトドアで使用する際に「あれ、思ったよりバッテリーが足りない!?」と気付いても、急いで対応できるかもしれませんね。

停電時に便利なLEDライトも。点滅するSOS機能を搭載

AC出力で動く家電は限られるかも

あえてウィークポイントを挙げるなら、AC出力の定格出力は240W(瞬間350W)なので、動かせる家電にはある程度の制限があります

具体的には、消費電力が小さい電気毛布や扇風機、テレビ、車載冷蔵庫、プロジェクターなどを動かす分には問題ナシ。一方、炊飯器や電気ポットなどは難しいケースが多そうです。

GIF: 山科拓郎

試しに、消費電力150Wの電動コーヒーミルを使ってみたところ、問題なく稼働しました。ただ、コーヒーメーカーを同時に動かすにはパワー不足なので、別途ドリッパーやケトルなどがあると安心です。

「ポータブル電源 320Wh」はキャンプなどに持っていっても間違いなく役立ちますが、空調やちょっとした調理家電などを動かせる、便利なサポート役として考えておくのがベターでしょう

とはいえ、執筆時点のAmazonで2万円台というお値段を考えると、コンパクトさや安全性の高さ、ほどよいバッテリー容量etc...かなりトータルバランスに優れていると言えそう。とりあえず一台ポータブル電源が欲しいなら、持っておいて損はないと思いますよ!

──2023年8月21日公開記事を再編集して再掲しています。

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執筆・撮影: 山科拓郎/Source: CTECHi, Amazon.co.jp