Googleはアメリカ時間3月15日に、Chromeにセーフブラウジングにリアルタイム保護を導入するというニュースを発表しました。

リアルタイムで危険なサイトの情報を更新するようになった

同社によると、これまでは潜在的に危険なサイトやファイルをチェックするリストは、30分から60分ごとに更新されていました。しかし、Googleによると、ほとんどの悪意のあるサイトは10分以内しか存在しないというのです。

そこで、リアルタイム保護を導入したというわけです。このリアルタイムの保護は、潜在的に危険なサイトやファイルのリストを常に更新しているGoogle側のサーバーのおかげで可能になっています。

Googleは、セーフ・ブラウジングでURLとファイルのリアルタイム保護を使用するようになったことで、フィッシングの試みを25%多くブロックできることを期待しています。この機能は3月末にはアンドロイドにも展開される予定です。

あなたが閲覧しているサイトをGoogleに見られること自体が心配な人もいるでしょう。しかし、Googleはプライバシー強化や暗号化の技術を用いて、あなたの情報を見ることができないことを保証しています。

パスワードを再利用していると注意が入る

新しいリアルタイム保護オプションと並んで、Googleはまた、パスワード・マネージャーに新しい機能をもたらしています。Googleのパスワード・マネージャーで「パスワード・チェック」を行なうことができるようになるのです。

これは、あなたがパスワードを再利用しているか、またはパスワードがあなたのアカウントを保護するために弱すぎるかどうかを教えてくれます。

危険なパスワードに警告

また、すぐに変更すべき危険なパスワードについても警告してくれます。パスワードの問題は頻繁にチェックされますが、自分でチェックしたい場合はGoogleが手動でチェックするオプションも用意しています。

これらの機能はどちらも、Googleのオンライン・ツールに加わった確かなものです。

サイバーセキュリティがいかに重要になっているかを考えると、このような機能を備えたブラウザを使うことで、ほかでは得られないかもしれない保護機能を利用することができます。

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Source: Google