パソコンに向かう時間は、毎日平均して8時間

職場のデスク環境はある程度決まってしまっていますが、家なら話は別で、なるべく健康を気遣いながら作業したいものです。

「こだわりのホームオフィス」と言えば、私の脳裏には昇降式デスクが浮かびます。気になりはじめて数年、ついに先日手に入れましたので、そのレビューをお届けします。

温もりはあるものの

自宅のデスク周りはこのような感じ。シンプルな木製デスクの温もりはお気に入りであるものの、長時間座り続けることで頭と肩周りが重くなることがしばしばでした。

そんな時に頭をよぎったのが、数年前に読んだスタンディング・スタイルのデスクについてのレポート記事。

立ちながらパソコンを操る男性の写真がユニークでありつつコミカルでもあり、妙に印象に残っていました。

こんな身近に。昇降デスク

SANODESK 「昇降デスク QS1」

思いたちAmazonで探してみると、ありました! ボタン式の電動昇降式デスクです。

組み立てには少々苦労しましたが、パソコンを設置してみるとこのとおり。140cmと幅があるため、電子機器の複数台置きも楽々です。

天板は薄めではあるのの、耐荷重60kgと、日常生活においては十分な耐久性があります。

高さを記録するメモリー機能も搭載

デスクにはコードの通り道の穴が左右に一つずつ開いています。

コードをまとめてこちらに通して…

デスク下に取り付けたケーブルトレーに収納すれば、すっきり。

鉄製の脚部分にはマグネット式のUSBハブを配置しました。

そして左手前には、テーブルの高さを調整するボタンパネルが。

上下ボタンのみならず、自分専用の高さを記憶してくれるメモリーボタン(写真右から1、2番目)も便利な特長の一つです。

ワイドだから座って使っても快適

こちらは通常のデスクワークスタイル。

たっぷり横に広いため、ノートを取りながらパソコン作業できるのがうれしい。

程よいざらつきのあるデスクの表面は、マウスとの相性も抜群です。

いよいよスタンディング

そしていよいよスタンディング・スタイル

使用開始数時間で、太ももやふくらはぎの筋肉に突っ張りを感じます。

この時、凝りを和らげるために屈伸などの軽い運動を行うのがポイント。立ち姿勢ですので、ストレッチへの移行もスムーズです。

家仕事の日はまったく外出しないこともあり、体への罪悪感を感じていましたが、それが見事に解消されました。

使いはじめてから約1カ月、心なしか下半身に筋肉が付いてきた気も。

スタンディング・スタイルは眠気を跳ねのけてくれますので、私は朝一番やランチ後にデスクを高く設定しています。

運動不足の罪悪感を解消

徐々に問題として認識されるようになってきた 「座りっぱなし」による健康被害

1時間おきに立ち上がって体を伸ばすことを意識していますが、ついあと回しになりがち。

昇降デスクは、そんな立ち上がり仕草を確実に習慣化させてくれる、ホームオフィスの心強い相棒です。

執筆・撮影: Étoile

ROOMIEより転載(2024.4.15公開記事)