阪急電鉄「大阪梅田駅」の2階中央改札口を出たところで、何やら大きなスクリーンを擁する謎の空間が目に入った。これまでなかった空間に「何これ!?」と好奇心がそそられるとともに、ドアを1枚挟むため、「入っていいのか?」とちょっと戸惑う不思議な場所だ。

■ 4つからなる、人々が交流するための新スポット

かつて証券会社があったこの場所に3月1日オープンしたのは「阪急阪神MEETS」。「出会いと交流を促す街づくり」の一環として、「阪神阪急不動産」(本社:大阪市北区)が手掛けた施設だそう。

施設のエントランスで誰でも入ることができる「MEETS Square」をはじめ、阪急阪神オーナーズクラブ会員限定のサロン「HOC Premium Lounge」、不動産売買仲介の営業所「阪急阪神の仲介 大阪梅田営業所」、そして施設側からの招待会員制のイベントスペース「NORIBA 10 umeda」の4つから成り、人々が交流する新たなスポットとして誕生したという。

誰でも利用できる「MEETS Square」では、壁と柱に連動するLEDビジョンが設置され、「100年まちを作ってきた、これから100年も創る」という同社のキーワードをイメージした映像のほか、同施設でおこなわれるイベントなどの最新情報が発信されている。また、タッチパネル式の案内板も設けられ、アバターによるリアルタイムの接客も。

■ 梅田の新たな待ち合わせスポットになるか?

同施設を担当した松尾友佳子さんは、「ドアを1枚挟むので、少し入りにくいかもしれませんが、ぜひ気軽に入ってもらえたらうれしいです。『下のビッグマンは混んでいるから、ここで待ち合わせしよう』、なんて使い方ももちろん歓迎。LEDビジョンを使ってイベントなどの情報発信もおこなうので、こまめにチェックしてもらえたら」と話す。

また、招待会員制のイベントスペース「NORIBA 10 umeda」では、毎週水曜夜6時〜9時に、会員以外も参加できるイベントを開催予定(詳しくは公式サイトにて)。営業時間は各エリアによって異なる。「MEETS Square」の営業時間は朝10時〜夜7時。

取材・文・写真/野村真帆