不良に絡まれると思いきや、オチに「面白い!」

 バスのなかで、男の子が歯医者に行くのが嫌で大泣きしていました。騒ぐ息子に焦る母は泣き止ませるのに大変そうです。すると、前にいたガラの悪そうな男子高校生たちが「おい、何泣いてんだよ!」と怒鳴り……?

 立葵さん(@hiyokobeya)による創作マンガ『バスに乗る隣町の学校の生徒が不穏そうな話』がX(旧:Twitter)で公開されました。本作は立葵さんがpixivに投稿していた「不穏そうな学校シリーズ」の第1話です。一見怖そうな男子高校生たちのいい人ぶりがたまらない作品です。第1話には読者から「面白い」「めっちゃ好き」「いい子すぎて泣いた」「優しい世界」「ギャップ最高」などの声があがり、投稿には6.3万いいねの反響が集まりました。

 作者の立葵さんに、お話を聞きました。

ーー「不穏そうな学校シリーズ」のお話はどのように生まれたのでしょうか?

 もともと私が趣味でSNSに投稿していた、怖そうに見えて実は優しい不良系のショートマンガのエッセンスを取り入れて新しいマンガを作ろうと、担当編集様と相談して作った話がこのシリーズです。

ーー生徒たちのギャップを描くうえで工夫なさっていること、心がけていることなどはありますか?

 よくある不良エピソードからどうしたら楽しい話になるか……ということをいつも考えて作っています。ギャップとして優しいだけでなく、おバカな一面を描くのも楽しいですね!

ーー第1話にはたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

 4ページ目のオチの「バス内全員泣いた」に対して、「自分も泣いた」と言ってくれる方がいて笑いました(笑)。皆さんほっこりしてくれてうれしいです。

単行本『善良な不良高校生の日常』が2024年4月22日に発売予定(スクウェア・エニックス)

ーー「不穏そうな学校シリーズ」の単行本『善良な不良高校生の日常』が2024年4月22日に発売予定です。ご紹介をお願いします。

 自分で読み返しても面白い1冊になったと思うので、ぜひお手に取っていただきたいです!

ーー現在の創作活動や、今後の活動のご予定などについて教えて下さい。

 2冊目も出せるように、もっと楽しい話を描いていきたいです! 2024年はSNSでもショートマンガなどを上げていきたいと思ってますので、温かく見守っていただけると幸いです!