想像していた出産と違ってしんどい…!

 出産を控える、漫画家のすやすや子さん(@suyasuyakoo)は、自宅でのんびりと夕飯をとりながら過ごしていました。出張中の夫と通話していると突然、破水が始まります。深夜1時に陣痛タクシーで病院へ行き、陣痛のしんどさの耐えていると、朝になってしまいます。ようやく分娩室へ移動したときに「あと少し」と自分にいい聞かせますが、なかなか産まれてくる気配がなく……?

 すやすや子さんによるエッセイマンガ『正直出産ってどうだったか教えて』がX(旧:Twitter)上で公開されました。いいね数は1万8000を超えており、読者からは「懐かしい! 私も出ました(笑)」「わかります……。生まれた感動よりも『やっと終わった』感が強くて今でも娘に申し訳ない」「これからに出産予定です。涙があふれるほど笑いました。陣痛始まってしんどくなってきたらこのマンガ見て頑張ります」などの声があがっています。

 作者のすやすや子さんにお話を聞きました。

ーー今作『正直出産ってどうだったか教えて』が生まれたきっかけや、理由を教えて下さい。

 自分が経験する前、出産が未知の世界過ぎて分からないことばかりだったので、誰かの参考になると良いなと思いながら描きました。

ーーご自身の貴重なエピソードを共有してくださりありがとうございます。今作を描くうえで気を付けた点や、お気に入りのシーンなどはありますか?

 できるだけリアルに描くようにしました。お気に入りのシーンは「赤ちゃんに聞いたんか!?」のシーンです。

痛みを増す陣痛に不安を募らせる女性(すやすや子さん提供)

ーー「出産の理想と現実のギャップ」に対して、出産を経験したことがある読者の方から多くの共感の声がありました。制作時にこだわったポイントなどがあれば教えて下さい。

 綺麗な部分だけを描かない、う◯ちの件は絶対描こうと思っていました。

ーーそのほかにも、たくさんの感想が寄せられています。特にうれしかった感想の声、印象に残った読者のコメントはありましたか?

「笑った」「私も!」「出産って大変だよね、分かるー!」の共感のメッセージに励まされました。

ーー今現在、出産を控えている将来のママさんたちに何かアドバイスなどはありますか?

 眠れるときに眠って休めるときに休んで下さい。う◯ちでても気にしないで大丈夫です。結構出ている人多いので。

ーーすやすや子さんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

 産後、つらい時期があったので、その話を描いて誰かの役に立つといいなと思ったのがきっかけです。

ーー今後、X(旧:Twitter)で発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 動物や生き物が出てくる創作マンガや、息子や子供たちが笑ったり、何かを考えるきっかけになったりするようなマンガを描いてみたいです。