ヒビノは、映像制作会社9社を管理・統括するCHホールディングス(東京都渋谷区。売上高6800万円、営業利益1000万円、純資産2700万円)の株式70%を取得し、子会社化することを決めた。CHホールディングスとその傘下を取り込み、新たに映像制作サービス事業に乗り出す。取得価額は8億6400万円。取得予定日は2024年5月31日。

ヒビノはイベントの音響・映像機材の提供やオペレーションサービスを展開。新たに加える映像制作事業で複数のシナジー(相乗効果)を想定する。ソフトからハードまで包括的なサポートを行うことで、イベントにおける提案力が強化されるほか、ユーザーが利用しやすい価格設定とすることで、仮想空間と実物の被写体を合成したバーチャルプロダクションの利用促進を図る。また、クリエイティビティと先端テクノロジーを掛け合わせた新しい映像演出やコンテンツの創造に向けた共同研究も推進する。

CHグループは、テレビCMやウェブ動画、ビデオパッケージ、ミュージックビデオ、ドラマ、映画など多様なジャンルで実績を積み重ねており、全10社、約80名の映像プロダクショングループとなっている。