6月15日放送の「プレバト!!」俳句査定のお題は“夏の夕”。猫好きで知られる中川翔子が、夏の夕空を愛猫にたとえた風情ある句で才能アリ1位を獲得した。一方、ここ6回連続して高評価を獲得してきた特別永世名人・梅沢富美男は、“ガッカリ査定”で久々に夏井いつき先生とバトル勃発!

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■中川翔子の句、梅沢富美男も絶賛「いい句ですよ!」

今回、挑戦者4人はいずれも"才能アリ"経験者だったが、レイザーラモンRGが"凡人"、山口もえと徳光和夫が"才能ナシ"といずれも不発。そんな中、自身4回目の"才能アリ"を獲得したのが、結婚を発表したばかりで幸せいっぱいの中川だった。

★才能アリ1位
暮れなずむ愛猫(あいびょう)色の夏の空   中川翔子


「夏の空の色って一瞬ごとにどんどん変わっていって。その金色だったりオレンジになった瞬間に猫のことを思い出して、『今どうしてるかな?』って思うことが多かったので、ストレートにそれを書いてみました」

梅沢もひと目見て「いい句ですよ!」と絶賛した一句。志らくも「"愛猫色"っていうのを自分で考えて、それを空に当てはめたのが抜群ですね」と語った通り、さまざまに表情を変える空の色を愛猫にたとえた感性は夏井先生の心も捕らえた。

「これはもう、中七<愛猫色の>の比喩の勝利ですよね。これを書いたのは猫が好きな人に違いない、ということも一緒に言えちゃうわけですから。見事な展開だったと思います」と夏井先生。一方で、「語順をちょっと工夫すると、さらに2〜3点上がります」と、さらり添削。

<添削後>
暮れなずむ夏や愛猫色の雲

「"空"だと大きすぎるので、愛猫色の"雲"ぐらいに絞るんです。こうしたら猫の形の雲が想像できて、リアルになります」とのアドバイスに中川も「絵が浮かびますね、泣きそうです」と感激の面持ちで、あらためて夏の空と愛猫に思いを馳せていた。

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■梅沢富美男、大暴れ!「もうちょっと考えたら!?」

昇格試験では、名人6段の立川志らくと特待生4級の春風亭昇吉が挑んだが、2人とも<現状維持>。このままでは、番組が美しく締まらない。ここ6回連続で夏井先生絶賛の句を詠んでいる特別永世名人・梅沢に期待がかかったが...。

★ガッカリ...
せせらぎの1/F(エフぶんのいち)夕蛍   梅沢富美男


「蛍の光とか、小川のせせらぎとか、そういう心地いいものを"1/F"と言うらしいです。蛍を見ても、ああ、いいな...という気持ちになるじゃないですか。そういう気持ちで書かせていただきました」

自信満々で臨んだ梅沢だったが、夏井先生の評価はまさかの<ガッカリ...>。流行りの横文字を安易に取り入れた工夫のなさがマイナス評価につながったようで、夏井先生は「最近ね、この"1/F"という言葉を使った句を山のように見せられてるんです」と、そっけない。

だが梅沢も黙っていられない。「私は見てないもん!」と反撃すると、これを端緒に2人の舌戦が勃発!最後には、「72のジジイが初めて横文字勉強したのよ!? もうちょっと考えたら!?」と吠えた梅沢に夏井先生が皮肉たっぷりに「よく頑張ったね」と笑いかけ、梅沢残念至極の幕引きとなった。

<添削後>
1/F(エフぶんのいち)せせらぎも蛍(ほうたる)も

「"1/F"から始めるべきだと思います。こうすれば、この句に関しては一番おっちゃんの気持ちに近いものにはなったと思います。ただ、"1/Fせせらぎ""1/F蛍"という句は今かなり作られている、ということは覚えておいてください」と締めた夏井先生。

MC・浜田雅功の「仕方ございません。<ガッカリ...>が出ましたので、処分させていただきます」の一言で、梅沢特別永世名人の作品は久しぶりにシュレッダーにかけられ、宙を舞った。

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次回、6月29日(木)の「プレバト!!」は...光宗薫の10段昇格に期待がかかる水彩画一斉査定&俳句!
俳句のお題は「木漏れ日」

芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。https://www.mbs.jp/p-battle/


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