国の登録記念物・南昌荘の庭園にニホンカモシカ 観光客から驚きの声<岩手・盛岡市>
館内ではこどもの日に向けた企画展も開かれていて、来場者からは驚きの声が聞かれました。
盛岡市清水町の南昌荘では、5月5日のこどもの日を前に端午の節句の企画展が開かれていて、江戸時代から現代までの五月人形など約30点が展示されています。
ゴールデンウィークということもあり多くの人が訪れる中、こんな珍客が現れました。
1頭のニホンカモシカです。午前10時半ごろ職員が見つけました。
美しい庭園の中で周囲を気にせずゆっくりと草をはんでいます。
カモシカは30分ほどすると正面から堂々と出て行き、その後姿を消しました。
訪れていた人はカモシカに驚きつつ遠くから見守っていました。
東京からの観光客
「こんな街中にカモシカが出るなんてびっくり。盛岡ならではの景色、体験だったと思う」
南昌荘は盛岡市役所から約800メートルの場所にあり、営業時間中にカモシカが現れるのは2000年の開業以来初めてだということです。
盛岡市動物公園ZOOMOでは「カモシカは人里に下りてきやすいので、大声を出すなど刺激しないようにしてほしい」と話しています。