環境省幹部「いい懇談会できたと…」 水俣病マイク切り、大臣への報告は6日後「影響拡大を認識できず」 立民ヒアリングに説明
伊藤氏に同行した神ノ田昌博・環境保健部長が答えた。神ノ田氏は「混乱があったというのは承知しているが、時間的にも予定の40分を超えて対応できた」と強調。当時は影響が大きくなることを認識できなかったとした。
懇談会では参加者からさまざまな声が飛び交い、その後の記者会見でもマイクの遮断を問う質問が出たが、事務方が伊藤氏に事実関係を報告したのは6日後の7日午前だった。
ヒアリングでは、水俣病不知火患者会の岩崎明男会長が自身の発言時にもマイクが遮断されたと主張。同省側は「確認できた事実関係は(別の発言者2人の)2回」としつつ、再度確認する姿勢を示した。