「ミステリーウォーク2024名探偵浅見光彦の住む街『輝きはひとみの中に』」が5月10日、田端を物語のスタート地点として始まった。(赤羽経済新聞)

 霜降銀座商店街

 作家・内田康夫さんの推理小説に登場する浅見光彦が住む街とされる北区西ヶ原や、その周辺の田端・王子・上中里・駒込をまち歩きしながら謎解きをし、探偵気分を楽しむ同イベント。今年で23回目となる。

 今年は、金沢〜敦賀間が延伸した北陸新幹線「かがやき」に乗って、福井県から上京した雑誌編社インターンのひとみが田端を訪れるところから物語が始まる。物語のスタート地点となっている田端は、「かがやき」をはじめ、多くの新幹線が停車している東京新幹線車両センターのある街で、鉄道ファンも楽しめる内容となっているのが特徴。

 参加者は、田端にある田端文士村(北区田端6)や西ヶ原駅(西ヶ原2)などで配布される「ミステリー手帖」を受け取り、手帳に記載してある「浅見光彦がさまざまな謎に遭遇するストーリー」に沿って地図をたどり、街の中にあるヒントから答えを導き出す。手帳の解答用紙に答えを記入して応募した正解者の中から抽選で、内田康夫さんの著書やオリジナル切手、ウオーキングシューズなどが当たる。

 西ヶ原で同イベントに参加していた北区在住の男性は「ウオークラリーが好きで駒込から順番に近いところから楽しんでいる」と話していた。

 ミステリー手帖は、霜降銀座・染井銀座商店街、北区飛鳥山博物館、滝野川図書館、滝野川会館、北区防災センター、田端文士村記念館、JR駒込駅、南北線王子駅、西ケ原駅、駒込駅、区政資料室、シティブランディング戦略課で配布している。参加無料。今月26日まで。