徳之島の「おにぎりcafe ゆたぁん」(徳之島町亀津)が徳之島町役場近くにオープンして、5月15日で2カ月がたった。(奄美群島南三島経済新聞)

 ショーケースに並べたおにぎり

 徳之島の食材を生かしたおにぎりと総菜をテイクアウト販売する同店。店主の福山めぐみさんは、徳之島でバスガイドやエコツアーガイドなどを行っている中、徳之島の食材を気軽に食べてもらえる場所を提供したいと考え、自宅1階の空き店舗を改装し、同町のふるさと納税を活用した地域おこし事業「わっきゃぬシマさばくり事業」の補助金なども活用し、念願だった店を開いた。

 おにぎりは、旬の素材を使ったものを含めて12種類(150円〜)、おにぎり2個と総菜2種の「ゆたぁんりセット」(700円)、お薦めの総菜詰め合わせ(250円)など。一番人気は「豚みそ」(180円)で、島で生産されている「きくらげラー油」(170円)が「お薦め」だという。塩にもこだわり、2種類の徳之島産を食材に合わせて使う。

 福山さんは「島の食材を生かしたもので、手軽に提供できるものがおにぎりだった。観光やビジネスで来た方はもちろん、島の人にもなじみのあるメニューなので、気軽に足を運んでほしい」と話す。「現在は平日のみの営業だが、今後は店内でゆっくり過ごせるカフェタイムも取り入れて週末も営業して、人が集まり、つながる空間を目指す」とも。

 営業は月曜日から木曜日で、おにぎり単品販売=8時〜、セット販売=11時〜19時。金曜、土曜、日曜日定休。