「510DINER(ゴーイチマルダイナー)」(秩父市別所)がオープンして、5月10日で3カ月がたった。(秩父経済新聞)

 「510BIG BURGER」は総重量500g以上

 同店はコンテナを改装した店で、コンテナの中はアメリカンスタイルの空間が広がる。店名は、店主の後藤さんの名字から510(ご・とう)を数字に置き換えた。

 店主の後藤楓さんは東京都出身。以前からキャンプなどで秩父に遊びに来ており、家族4人で3年前に秩父市に移住した。後藤さんは「10年以上、飲食業に携わっていたこともあり、移住と同時に『いつかは家族で飲食店を経営したい』と思っていた。契約した土地にコンテナが置いてあり、活用していいとのことだったので、極力、自分たちで店づくりをした」と振り返る。

 後藤さんは過去にパン店で働いていた経験もあり、ハードブレッドのパンなどは自家製。4月27日にはハンバーガーの提供も始めた。後藤さんは「お客さまからの要望が多かったアメリカンハンバーガー(ポテト付き、750円〜)がついに提供できるようになった。ハンバーガーは特にパティにこだわり、バランスの良い合いびき肉に、オプションで国産豚の網脂を使った『網脂パティ』にすることもできる。『510BIG BURGER』(2,400円)は総重量500グラム以上のハンバーガーで、秩父ではあまり味わえないアメリカンハンバーガーを楽しんでほしい」と呼びかける。

  「オープンして3カ月がたち、ありがたいことにリピーターも増えてきた。車やバイクなどでないと来店しづらい場所にあるので、お客さまがどのくらい利用してくれるかがまだまだ予想しづらい」とも。

 リピーターで秩父市在住の新井さんは「偶然この店を見つけて入ってみたら、店内がおしゃれで居心地がいい。何よりご飯がおいしいので何度も通っている。ピリ辛のタコチリハードブレッドが好きで、いずれ夜も食べに来たい」と話していた。

 店内にある水槽には豊洲市場から仕入れたカキやサザエ、ハマグリ、アワビなどが泳ぐ。後藤さんは「夜に浜焼きとして提供しているが、テイクアウトして家でバーベキューなどにして楽しんでいただいても」と話す。

 その他、バナナシェイク(500円〜)やバスクチーズケーキ(650円)、フィリピンに住んでいた後藤さんの母から直々に教わったというレチェフラン(フィリピンプリン、550円)も提供する。

 「多くのお客さまの笑顔が見られるように、おいしい料理を提供していきたい。これからも新メニューを作っていく予定なので、地元の人も、観光の人にも、何度も足を運んでもらえたら」と呼びかける。

営業時間は、ランチ=11時〜15時、ディナー=水曜〜土曜の18時〜20時。火曜定休。