八戸市市川町に飲食店「CHIAO CHAIO(チャオチャオ)台湾」がオープンして2カ月がたつ。(八戸経済新聞)

 豆花(トーファー)

 台湾出身の村上巧茹(チャオル)さんが店主を務める同店。台湾で食堂を経営していたという両親の影響で幼い頃から料理に興味があったというチャオルさんは、結婚を機に八戸に移住し、おいらせ町内で台湾華(か)語を指導したり、八戸市内の喫茶店で台湾スイーツを販売したりするなど、台湾を知ってもらおうと活動。今回、「幼い頃から親しんできたスイーツ『豆花(トーファー)』をたくさんの人に食べてほしい」と独立出店した。席数は約10席。

 店内には台湾の屋台をイメージしたという机や椅子を使い、キッチンには台湾の祖母の自宅と同じタイルを使う。店名は、知人から「ちゃお」と呼ばれていることから名付けたという。

 看板メニューは、手作りの絹豆腐や芋団子、小豆、ピーナツなどの上にシロップをかけた「豆花」(650円〜850円)。トッピング違いで5種類を用意し、シロップはきび砂糖と黒糖の2種類を用意する。「人気はカボチャ団子とサツマイモ団子を使った『招牌豆花(ジャオパイトウファー)』(650円)」とチャオルさん。

 ランチメニューは7種類の台湾料理を用意する。鶏むね肉を使った「鶏肉飯(ジーローファン)」(850円)は、「じんわりと優しく食べ飽きない味」とチャオルさん。鶏肉のだしと台湾産の白こしょうを使った自家製のたれを使う。ランチセット(1,250円)は小鉢とドリンクが付く。

 ドリンクメニューは、「台湾の知人が厳選した」という台湾茶(650円)、タピオカミルクティー(600円)などを用意。手作りスイーツメニューは、台湾土産としても知られるパイナップルケーキ(370円)、焼き菓子「太陽餅(タイヤンビン)」(400円)、台湾カステラ(360円)など。

 チャオルさんは「料理は試行を重ね、現地の味に近づけた。豆花を食べたことがない人は食べてほしい。台湾を感じてほしい」と自信を見せる。

 営業時間は11時〜16時。月曜・火曜定休。