弘前大学の学生団体「@ぼくらしnext」が5月1日、弘前市内5大学の団体やサークルの活動をまとめたサイト「弘前5大学サークルガイド」をプレオープンした。(弘前経済新聞)

 大学内の水槽をメンテナンスするサークル

 現在6人で活動する同団体は、学生向けのイベント企画や運営を行う。2023年4月に活動の一環で、学生の活動をもっと知ってほしいとウェブサイト制作を発案。同団体代表で発案者の4年生・奥野七菜さんは「1万人いると言われている弘前の学生たちの活動が見つけにくかったため、地域の人たちでも分かるかけ橋となるようなサイトを作りたかった」と振り返る。

 紹介できる活動は、弘前大学、弘前学院大学、柴田学園大学、弘前医療福祉大学、放送大学青森学習センターの5大学の団体で、現在は65団体が登録している。サイトではスポーツや文化・芸術、研究などのジャンル別に分け、団体の説明や活動場所、メンバー、スケジュールなどを紹介。SNSや問い合わせ先を表記し、連絡ができるようにした。

 サイト制作にあたっては、弘前市内の活動を補助する制度「市民参加型まちづくり1%システム」を申請。「2年前に別の事業で申請したが、不採択となった経験があり、その経験を生かして入念に準備をした」と共同代表の小森香好さん。審査会に出席し、審査員の前でサイト制作への思いを伝えて採択に至った。

 登録団体は呼びかけたがなかなか集まらなかったため、団体メンバー自らが探し、声掛けや直接連絡をしながら増やしていったという。小森さんによると、中にはユニークな団体もあり、サイトの開設に合わせてつくったサークルもあったという。

 「7月1日の本オープンに向けて登録団体を増やしていきたい」と小森さん。登録は「弘前5大学サークルガイド」サイトにある申し込みフォームとメールで受け付ける。小森さんは「1年かけてようやくプレオープンまでこぎ着けた。ブラッシュアップして地域だけでなく、団体同士でも新しいつながりが生まれるようなサイトにしていきたい」と意気込む。