GTレース国内トップカテゴリーの「SUPER GT」GT500クラスに日産ワークスチーム「NISMO NDDP(ニスモ ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム)」から高星明誠選手と共に出場する伊勢市出身の三宅淳詞選手が5月4日、富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町、1周4.563キロ)で開催された第2戦の優勝を飾った。(伊勢志摩経済新聞)

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 島田次郎監督率いる同チームは、赤の「日産Z NISMO GT500」(No.3)で参戦する。第2戦となる「2024 AUTOBACS SUPER GT Round2 FUJI GT 3Hours RACE」、3日に行われた予選レースの結果、同チームは決勝レースを2番手からスタートすることになった。

 決勝レースのスタートドライバー高星選手がスタート直後の1コーナーで塚越広大選手・太田格之進選手組の「Astemo CIVIC TYPE R-GT」(No.17)を抜き去りトップに立つと三宅選手もつないでそのまま逃げ切り、117周を走破。2位に13秒738の大差をつけて圧勝した。2位は同じ日産の千代勝正選手・ロニー・クインタレッリ選手組「MOTUL AUTECH Z」(No.23)、予選トップだった塚越広大選手・太田格之進選手組は3位に。

 三宅選手は「僕自身GT500にステップアップし2戦目で優勝できたことはとてもびっくりしている。本当うれしい。予選レースで2位を獲得できたので、そのポジションを生かしてレースを戦うことができた。チーム力と高星さんの素晴らしい走りがあり優勝できた。次戦の鈴鹿は地元のサーキット。GT300で初優勝したのも鈴鹿なので良いレースをしたい」と話す。