「吉祥寺ベイビーシアター2024」が5 月 5 日・6 日、武蔵野スイングホール(武蔵野市境1)11 階・レインボーサロン(TEL 0422-22-0911)で開催される。主催は公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団。企画は BEBERICA theatre company(べべリカ・シアター・カンパニー)
。昨年 11 月に続き、2 回目の開催となる。(吉祥寺経済新聞)

 「赤ちゃんの世界と大人をつなぐ」をテーマに2つのワークショップを行う。企画を手がけたべべリカ・シアター・カンパニー主宰の弓井茉那さんは「ベイビーシアターが探究していることに、『日常の中に“アート”を見いだし、赤ちゃんと共に“アート”を生み出すこと』があると考えている。今回は、赤ちゃんと共に生きる『大人』を広く対象にしたいと思った。子育てをしている方はもちろん、保育士や芸術教育者、アーティストなどにも参加してほしい。日々の営みの中で、ベイビーシアターが生かされ、相互作用が生まれたら
」と話す。

 弓井さんは、京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)、座・高円寺劇場創造アカデミーで舞台芸術と演劇教育を学ぶ。ドイツ・デュッセルドルフの児童青少年劇場で演劇教育士として従事、地域へのアウトリーチブログラムなどを企画。2016(平成28)年、「あかちゃんと一緒にせかいをつくる」をテーマに、乳幼児と大人に向けたパフォーマンスを制作する同カンパニーを設立した。

 5日の「まねっこから始まる、大人があかちゃんになってみるベイビーシアターワークショップ」は、乳幼児とその保護者が対象。
乳幼児と大人が共に体験する演劇「ベイビーシアター」で使われているメソッドを体験し、乳幼児と交流する。開催
時間は、11 時〜12 時(対象=月齢 0 歳〜1 歳 6 カ月)、14 時〜15 時(同=月齢 1 歳 7 カ月〜2歳 12 カ月)。定員は各回先着親子15 組。参加費は子ども 1 人1,000 円。

 6 日の「ベイビーシアターをつくってみるための講座とワークショップ」では、保育士や演劇関係者など、ベイビーシアターを作ることに興味がある人が対象。ファシリテーターは
弓井さんが務める。ベイビーシアターのプチ講座やワークを体験して、ベイビーシアターを作る。
開催時間は14 時〜16 時。対象は大人。定員は先着 15 人。参加費は1,000 円。申し込みは武蔵野文化生涯学習事業団チケット窓口で受け付ける。

 弓井さんは「どちらのワークショップも、特別なスキルは不要。赤ちゃんの感覚を感じ取ろうとする心と体があれば十分。一緒にベイビーシアターを作れることを楽しみにしている」と参加を呼びかける。