模型セレクトショップ「OMISEYA SUN(おみせやさん)」が4月25日、宗像・大島にオープンした。(宗像経済新聞)

 店内の様子

 「日本一行きにくいセレクトショップ」を掲げ、オープンした同店。店長は、元ホンダ技術研究所デザイナーで、タミヤミニ四駆・RCカーデザイナーのハイパーデザイナー、やまざきたかゆきさん。「大島はすぐに海と山があって竹やぶもあり、自然が近くて面白い。島の高齢の方も元気が良くて気さくに話しかけてくれるし、想像していたより子どもがいることに驚いた」と島の印象を話す。

 店を構える宗像市大島旧行政センターは、大島村役場の庁舎として利用していた建物。現在1階にはシェアスペース「umiba(うみば)」があり、同ショップで販売している商品の一部を自由に試せるデモカーなどが並ぶ。2階にはミニ四駆コースもあり、購入したミニ四駆を組み立て、そのまま遊ぶこともできる。

 同店はタミヤ公式ミニ四駆ショップ「ミニ四駆ステーション」として申請中。「やまざきデザインモデル」はやまざきさんのサイン入りで販売するほか、「レア商品や限定商品なども並べる予定」とやまざきさん。今後は首都圏で活動するアーティストたちのプロモーションなども行い、セレクトアイテムも紹介していく予定だという。

 5月25日・26日には、レセプションパーティーを開催する。予約不要で参加無料。当日は、やまざきさんも来店し、写真撮影などができるほか、ミニ四駆走行やRCカーの体験会を行う。アルコール、ソフトドリンクも用意。開催時間は両日共、13時〜17時。

 やまざきさんは「日本一行きにくい場所」にセレクトショップを作った思いについて、「観光や飲食ではなく、ホビーの部分で子どもとお父さんが一緒に楽しめるような懐かしくて新しい場所を作ろうと思った。驚きと発見があって、わざわざ足を運んでもらう価値のある店を目指していくことで大島の活性化に貢献できれば」と意気込みを話す。

 シェアスペース「umiba(うみば)」管理人の星野守孝さんは「島内外の大人も子どもも楽しめる場所ができることで地域活性がもっと活気づけば。ここがたくさんの方の交流の場となり、大島の新しいスポットになればとうれしい」と期待を込める。