展覧会「不思議の国のアリス展」が5月9日、高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)7階グランドホールで始まった。(なんば経済新聞)

 場面ごとに原画を展示

 「不思議の国のアリス」は1862年、ルイス・キャロルが知人の娘アリス・リデルのために即興で語った物語から生まれた作品。英国での出版160周年を記念する同展では、ロンドンの出版社・マクミラン社が所有する日本初公開のカラー原画や、キャロルに関する資料など、約250点を展示。今年4月の横浜会場に続き、大阪は2会場目となる。

 会場では、「不思議の国のアリス」とその続編「鏡の国のアリス」の原画や、キャロルが執筆した詩集や数学に関する書籍などの資料が並ぶ。キャロルが描いた挿絵と、ジョン・テニエル、ハリー・シーカー、ジョン・マックファーレン、ディズ・ウォリスの4人の画家が描いたカラー原画を同じ場面ごとに並べることで、原画それぞれの違いを比較できるよう展示。カラー原画を再現したパネルの前で「おかしなお茶会」に参加しているような写真が撮影できるフォトスポットも設ける。

 物販は、同展限定グッズを含め約300点をそろえる。ラインアップは、カラー原画をプリントしたトートバッグ(3,080円)やA4クリアファイル、ヘアクリップ(以上440円)など。

 開催時間は10時〜19時(最終日は17時閉場)。入場料は、大人=1,200円、大学生・高校生=1,000円、中学生以下無料。5月29日まで。