大分市志村在住の夫婦が営む個人庭園「ひろかわバラ園」(TEL 097-521-8603)のバラが現在、見頃を迎えている。(大分経済新聞)

 2階のオープンテラスからはひろかわ庭園を見下ろすことができる

 広川憲治さん(75)と妻のまち子さん(72)が2011(平成23)年から開墾を重ねて造園してきた。敷地面積はおよそ500平方メートルで、入り口から邸宅まで続く約70メートルのスロープ、2階建てのオープンテラスなど庭の高低差を生かした立体的な造りが特徴。多くの人に見てもらおうと2017(平成29)年、無料開放を始めた。

 毎年5、6種類を入れ替えながら育成しており、今年は約200種類、450株まで数を増やした。訪れた人たちに心ゆくまでバラを楽しんでもらおうとテーブルセットを複数用意するほか、休憩用の小屋2棟も設けている。

 5月17日現在、淡いピンク色の「バレリーナ」、「マザーズデイ」シリーズ、偶然の自然交配で生まれたという赤い八重種の「こまち」などが見頃に。「薫乃(かおるの)」「クリスティアーナ」などはかぐわしい香りを放つ。

 憲治さんは「これからはピンク色の花を咲かせる『安曇野』、滝が流れるような形状に赤い花を付ける『レッドキャスケード』などの小さな花が主役になる」と話す。

 開園時間は9時〜18時。駐車場あり。