「焼鳥 天赦(てんしゃ)」(港区港南2、TEL 03-6260-1646)が品川駅港南口近くにオープンして1カ月がたった。運営はBLDホールディングス(中央区)。(品川経済新聞)

 「焼鳥 天赦」店内

 同店のコンセプトは、接待や記念日で利用できる「大人の隠れ家」。店舗面積は約15坪。席数はカウンター席11席。カウンターにはヒノキの無垢(むく)材を使い、ゆったりとくつろげる内装を意識したという。1人1コースを提供するため、中学生以上の来店を呼びかける。

 オープンの経緯について、同店料理長の神井伸一さんは「品川駅近くには焼き鳥業態が少なく、新店を構えたいと思っていたところ空き物件に出合えた。系列店の『肉割烹吟次郎』(同)の料理を取り入れつつ、ワンランク上の焼き鳥が楽しめるコース料理を提供したい」と話す。「オープン日の3月15日は、日本の暦で吉日とされる天赦日。これにあやかって、お客さまの運気と気分を上げられるように店名を付けた」とも。

 メニューは、「信玄鶏ささみのとりわさ〜雲丹(ウニ)キャビア乗せ〜」「つくねのトリュフ掛けと龍のたまご」など22品が味わえる「おまかせコース」(1万1,000円、別途サービス料10%)のみ。柔らかな肉質が楽しめるという福島県産の伊達鶏と山梨県産の信玄どりを使い、紀州備長炭で仕上げる。「焼き鳥は串に刺さず、一口大で提供することで、より一層肉のうまみが感じられるようにした」と神井さん。

 ドリンクメニューは、「神泡のマスターズドリーム」(1,000円)、フルーティーな味わいのラグジュアリービール「ロココビール」(2,000円)のほか、日本酒(1,200円〜)、グラスワイン(赤・白=900円〜)、ボトルワイン(1万1,000円〜)などをそろえる。日本酒やワインは季節によって銘柄を変更する。平均客単価は1万5,000円。

 「焼き鳥だけでなく、低温調理した鶏肉も提供する。肉のおいしさを存分に味わってほしい」と神井さん。「今後はランチタイムや週末の営業を行う予定」とも。

 営業時間は17時〜23時。土曜・日曜・祝日定休。