おにぎり専門店「東京俵おにぎり」(港区三田4、TEL 080-9514-1731)が港三田四郵便局近くにオープンして2カ月がたった。(品川経済新聞)

 販売するおにぎり

 洋菓子店跡を改装して利用する。テイクアウト専門で、店舗面積は約8坪。

 店長の大橋裕亮さんは、開店の経緯について「食べることが好きでいろんな店を巡っている中で知り合った日本食の料理人と意気投合し、一緒に出店しないかと誘われた。居住エリアでなじみがあることから三田に出店した」と話す。「茨城県の米農家の浜野博士さんが作る、冷めてもおいしい米を使っている。この米のおいしさや、和食の文化を広めたいという思いから、おにぎり店の業態にした」とも。

 おにぎりは具を混ぜ込んで俵型に握り、のりは別売りする。ラインアップは「有明海苔(のり)」「枕崎産おかか」(以上220円)、「石神の梅干」「スパイシー鳥そぼろ」「明太子(めんたいこ)」(以上250円)、「北海道産紅鮭(べにさけ)」(270円)、「じゃこ山椒(さんしょう)」(290円)、調味料で味付けせず、米だけを握った「純銀」(180円)のほか、季節ごとの具を用意する。「リピーターは『純銀』を買っていく方が多い。米本来のおいしさが伝わっているのかなと感じる」と大橋さん。

 そのほか、毎日店内でだしを取り、具材が日替わりの「本日のお味噌(みそ)汁」(並=300円、大=550円)や、甘みの強い浜野米によく合うという有明産ののり(1枚=80円)、「玉子焼き」(350円)などをそろえる。

 大橋さんは「今後は総菜や香の物、弁当などを販売したい。日本食の料理人が監修するおにぎり店として、旬を大切にしながらメニュー数を増やしていけたら」と話す。