JR大阪駅開業150周年記念イベントが5月10日から順次、大阪ステーションシティ各所で始まった。(梅田経済新聞)

 拡張現実(AR)体験イベント「AR大阪鉄道博物館」

 JR大阪駅は1874(明治7)年、神戸〜大阪間の鉄道開通に伴い開業し、5月11日で150周年を迎える。現在の乗車人員はJR西日本エリアで最多となる1日平均34万7078人(2022年度実績)を誇る。開業日の5月11日には大阪駅構内5階「時空(とき)の広場」で、記念式典や東大発の知識集団「QuizKnock(クイズノック)」によるトークセッションやクイズ大会が行われる(参加申込は終了)。

 ノースゲートビルディング2階「アトリウム広場」では5月10日〜17日の期間、「まちと共に発展してきた 大阪駅150年の歴史」と題した「鉄道とまちの歴史パネル展」を開催。初代大阪駅から5代にわたる駅舎や街の変遷のほか、同駅西側に今夏開業する新駅ビル「イノゲート大阪」や来年春開業のショッピングセンター「うめきたグリーンプレイス」などで変わる梅田エリアの未来像も紹介する。5月18日〜9月30日は、同駅うめきた地下口前で展示する。

 5月11日からは、「よだかのレコード」が監修した謎解きイベント「大阪駅×ドラマチック謎解きゲーム タイムトラベルステーションの謎」や鉄道育成ゲームアプリ「ソダテツ」を活用した「大阪ステーションシティ×ソダテツ 大阪駅QRラリー」(以上10月31日まで)、施設内の4カ所の広場に設置したAR(拡張現実)マーカーを読み取るとスマートフォンに歴代車両が現れる「AR大阪鉄道博物館」(11月4日まで)などを開催。いずれも、大阪ステーションシティを周遊しながら大阪駅の歴史を学べる内容になっている。

 謎解きイベントの参加料は1,000円。そのほかは無料。