今回は、今年2024年2月にシャオミから発売された最新スマートウォッチ「Xiaomi Watch S3」をチェック

【編集長のお墨付き】着せ替えベゼルという新発想「Xiaomi Watch S3」はスマートウォッチの台風の目になる!/『コレ買いです』Vol.55の画像一覧

モノ・トレンド雑誌売上No.1「MonoMax」の編集長・奥家が、今一番気になるモノやトレンドを紹介する連載企画。今回は、今年2024年2月にシャオミから発売された最新スマートウォッチ「Xiaomi Watch S3」をチェックしました!

着せ替えベゼルがスマートフォンの“弱点”を克服する!?

時計に対しても物欲Maxなものですから、これまでいろいろなモデルを手にしてきました。カジュアルなファッション時計から高級なスイス時計、さらにはスマートウォッチまで。そこには多種多様の価値感が宿っていて、コレクションを眺めては購入したときの思い出に浸るのもいいですし、そのときの気分や装いに合わせて付け替えるのも楽しんですよね。

特にライフログの取得や情報の送受信もできるスマートウォッチの実用性には驚かされるばかり。一度味を占めてしまうとなかなか抜け出せなくなるものがあるのですが、そうすると“時計を付け替える”という楽しみを満喫できなくなるというジレンマが……。

シャオミ Xiaomi Watch S3 ¥18,980(税込)

シャオミ
Xiaomi Watch S3
¥18,980(税込)

そんなときに知ったのが、シャオミから発売されているスマートウォッチ「Xiaomi Watch S3」。これなら心に伸し掛かっていたジレンマを解消できる!と感じたんです。

ベゼルを着せ替えできるその理由がこちら。なんと、ベゼルを着せ替えできるんですね。これは盲点でした。

ベゼルはもともと、アナログ針を保護する風防を押さえつけるために生まれたパーツ。その意味において、液晶を使用したスマートウォッチでベゼルの重要性は薄らいでしまうのですけど、「Xiaomi Watch S3」は“着せ替え”という手法を取ることで新たな価値をもたらすことに。

そして、「外見が変わり映えしなくて退屈」というスマートウォッチ唯一ともいえる欠点を解消したんです。些細なことのように思えるかもしれませんが、毎日(寝るときも!)利用することを考えると、この仕組みはかなり魅力的だと思います。しかも、ベゼルを装着するとサウンドとともに専用ウォッチフェイスに自動的に切り替わるという機能付きです。

従来の腕時計からインスピレーションを受けたデザインそもそも「Xiaomi Watch S3」は“従来の腕時計からインスピレーションを受けた”というだけに、スマートウォッチに慣れ親しんだことのない人でもすんなり受け入れられるデザインなのも特徴です。複数のベゼルやウォッチフェイスを用意。「自分好みのアレンジできる時計」というだけでもけっこう楽しめます。

自然と腕元に収まる装着してみると、こんな感じ。ケース径は47㎜とスペックだけだと大きめに感じますが、シンプルなデザインのためか着けてみると自然と腕元に収まります。

見た目に上品で装着感も良好ケース厚は12㎜。ケース裏に設置されたセンサーは同心円状のデザインにシームレスに一体化されていて、見た目に上品ですし、装着感も良好でした。

すっごいヌルヌル動くからストレスなし!

次に、肝心の中身をチェック。機能が多彩すぎてすべてを確認することはできませんでしたが、気にいった点をご紹介します。

ヌルヌル動く扱っていて感じた第一印象は、「すっごいヌルヌル動く!」というものでした。カクつくことなく指の動きに追従し、心地よく操作できます。今作はシャオミ独自の「Xiaomi HyperOS」を搭載した初めてのスマートウォッチということなのですが、基本性能の高さに驚きました。先行する2大巨頭のOSとも比肩するレベルだと感じました。

また、感心したのがクイックジェスチャーコントロールの認識精度の高さです。クイックジェスチャーコントロールとは、手首をひねったりフリックしたりすることでスマートフォン上でカスタマイズした機能を簡単に呼び出せる仕組みなのですが、手の動きをしっかり認識して、的確に動かすことができました。シャオミのテクノロジー、恐るべし。

ライフログ機能が充実ライフログ機能が充実していて、結果を確認しやすいのも個人的に魅力に感じた点です。上の写真は、24時間心拍モニタリング(左上)、24時間酸素飽和度モニタリング(右上)、24時間ストレスモニタリング(左下)、呼吸エクササイズ(右下)を示したもの。いろいろな数値でモニタリングすることで、自分の体の状態を的確に把握できるようになります。個人的には最近疲れが残りやすいので、良質な睡眠が取れているか、この機能を使ってしっかり測定してみたいですね。

スポーツモードは150種類以上スポーツモードは150種類以上。また独立デュアルバンドGNSSチップが搭載され、5つの主要な衛星システムを利用して正確な位置を表示できるとのことで、より正しい結果を測定できます。

このほか、バッテリー性能は通常使用で15日間使え、さらに5分間の充電で最大2日間の駆動を可能にしたという急速充電テクノロジーのも驚くべきポイントです。

【総評】これだけの出来で2万円以下なのは驚き!

ハイグレードな機能を搭載したうえベゼルの着せ替えという新たな魅力を添えた「Xiaomi Watch S3」は、スマートウォッチ業界の台風の目となるモデルだと感じました。しかも、これだけの出来で2万円を切る価格なのもすごいんですよね。「はじめてのスマートウォッチ」としても最良の選択なんじゃないかと思います。

問い合わせ:Xiaomiカスタマーサービスセンター
TEL:0120-300-521

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構成/横山博之 撮影/村本祥一(BYTHEWAY) スタイリング/小林知典