日本初となるABB FIA フォーミュラE世界選手権 東京大会の開幕まで、あと1週間。日本勢としては唯一の参戦チームであり、大会のオフィシャルレースパートナーを担う日産自動車が、東京・六本木ヒルズアリーナでメディアとファン向けのプレイベントを開催しました。小池百合子東京都知事とともに、モデルで俳優の白石麻衣さんがエールを贈り、大海の盛り上がりに華を添えました。

ヒルズアリーナを周回する花道。何が走るのか!?

サスティナブルなモビリティの切り札として電動化のイノベーションに取り組む日産は、2018/19年のシーズン5からABB FIAフォーミュラE世界選手権に参戦。競技専用の電気自動車を使ったレースを通して、さまざまな技術的フィードバックを市販車にもたらし、その進化を進めてきました。

日本での初めての開催となる今回、国産ブランド唯一の参戦チームとしてFormula E OperationsLtd.とオフィシャルパートーシップを締結した。今後、さまざまな形でラウンド5 東京大会(通称Tokyo E-Prix=トーキョーEプリ)を盛り上げるための取り組みを行うことになっています。

そのひとつとして2024年3月21日(水)、プレイベント「NISSAN FORMULAR E ROPPONGI CIRCUIT」が開催されました。

東京・六本木ヒルズアリーナに設けられた特設会場は、一風変わったレイアウト。巨大なステージとともに、観客席やメディアの取材エリアをグルっとリング状に「花道」的な通路が囲んでいます。さて、何がここを走るのか…は、まあ想像できますね。

冒頭、ゲストとして招かれた小池百合子 東京都知事と、モデルで俳優の白石麻衣さんが登壇。主催者代表となる日産自動車株式会社 執行役副社長 星野朝子氏とともに、トーキョーEプリを盛り上げるスペシャルパフォーマンスを楽しみました。

「大切」な人の微笑みを守るために・・・頑張ろう脱炭素!

圧巻のステージを繰り広げたのは、ガールズ管楽器ニット「MOS」とダンスアーティスグループ「GANMI」のコラボレーション。力強いブラスと息の合ったチームパフォーマンスの中に、やがて日産のフォーミュラEマシン(Gen.2)が登場すると、舞台は最高潮を迎えます。

パフォーマーたちとゆっくりと「周回」を重ねる姿が「人とクルマのサスティナブルな共生を通して見えてくる、底抜けに明るくて楽しい未来」を象徴しているような気がして、ちょっとだけ「うる」っと来ました。

免許取得に挑戦中の白石麻衣さんも、パフォーマンスに拍手喝采。お勉強を兼ねたQ&Aコーナーや人の声を電気エネルギーに変換する「VOICE CHARGE」に挑戦した後は、日産サクラとご対面。

トーキョーEプリをきっかけに、電気自動車に興味津々となった様子で、「(サクラに)心、わしづかみにされちゃいました! 早くドライブに行くために頑張らなくちゃ!」と決意を新たにしていました。

3月も半ばを過ぎたというのに、六本木の夜は猛烈な寒さ。文字どおり「気候変動」の影響を実感させられる1時間ほどのイベントになりました。白石麻衣さんが時折り、寒さを我慢するようにあえて微笑みを浮かべている様子を見ていると、やっぱり思います。

脱炭素、大切だよね。うん。

トーキョーEプリは3月30日(土)のワンデイ、お台場の東京ビッグサイト周辺の市街地コースで開催されます。全長2.58kmのコースは、3本のロングストレート、タイトな連続コーナーを含む18のコーナーで構成。そうとうテクニカルなバトルステージとなりそうです。