ウィル・スミスとマーティン・ローレンスが主演し、全世界のシリーズ累計8億ドルを突破しているバディアクション「バッドボーイズ」シリーズ。その最新作である『バッドボーイズ RIDE OR DIE』が6月21日(金)に公開される。このたび、スミスとローレンスがシリーズの思い出を語る特別映像が解禁となった。

マイアミ市警の敏腕ベテラン刑事コンビ、バッドボーイズことマイク(スミス)とマーカス(ローレンス)の物語を描く本作。彼らの亡き上司ハワード警部(ジョー・パントリアーノ)に麻薬カルテルと関係があったという汚職疑惑がかけられる。無実の罪を着せられた上司のために、独自に捜査をはじめた2人は、上司が遺した最後のメッセージ「内部に黒幕がいる。誰も信じるな!」という言葉を目にすることに。マイアミを離れた彼らは、その言葉を胸に、汚名返上のための命がけの戦いへ臨んでいく。


このたび解禁となったのは、スミスとローレンスが「バッドボーイズ」シリーズの思い出を辿る特別映像。第1作目『バッドボーイズ』(95)の現場の写真を見て爆笑するスミスとローレンス。若かりしころの自分の姿を見て「俺はタフガイだと、自分はマッチョだと思っていました。大間違いだった。現実はガリガリの若造」と当時を振り返る。続いて映しだされたのは『バッドボーイズ2バッド』(02)のマーカスの娘をデートに誘いに来た少年、レジーをマイクとマーカスが捲し立てるシーン。このシーンはぶっつけのアドリブで行われたと明かし、「マイケル・ベイ監督が俺たちに言ったんです。レジーを困らせろと。だから怒ったフリを」、「示しあわせて口ゲンカしたんです。彼のこの表情はマジです、本当にオロオロしている」とレジー役が素人の少年だった故のリアルな演出についてスミスが解説した。

また、撮影現場を楽しむ自分たちの写真を見て、スミスが「当時、なにをしてるか分かってた?俺も作ってるものがまさかあんな…」と問いかけると、マーティンは「マイケル・ベイ監督がマッドサイエンティストなタイプとは!あんなふうに作品を仕上げるとは思わなかったです」と、本作で映画監督デビューをはたしたベイ監督のあまりの才能に困惑した当時の思いを告白した。いまでは映画界になくてはならない存在となり、”ベイヘム”とも言われる迫力の映像でその才能を轟かせるベイ監督。「CMやMVはやっていて映画は初だったのに、『バッドボーイズ』で名を馳せた」とウィルは彼の華々しいキャリアのスタートに称賛を贈った。スミス自身も『バッドボーイズ』で初の映画主演を飾り、スターダムを駆け上ったが、数々の写真を見て「当時は道を切り開こうと、なにかを成そうと必死でした。夢を叶えてるとも知らずに。まさに夢ですよ、これこそ俺が抱いてた夢の頂点じゃないか、そこにいたのに気づかなかった」とコメントしている。

最新作の副題である「RIDE OR DIE」は「一蓮托生、死ぬまでともに」という意味。過去シリーズでもピンチの時に何度も彼らが唱えた合言葉「ともに生き、ともに死ぬ。一生悪友(バッドボーイズ)」がここに表現されている。年季が入った2人のかけあいと、生きるか死ぬかの決死のアクションをぜひ劇場で楽しんでほしい!

文/鈴木レイヤ