シリーズ化やリメイク、リブートシリーズなど半世紀以上にわたって語り継がれてきたSF映画の金字塔「猿の惑星」シリーズ。その新サーガの第1章となる『猿の惑星/キングダム』(5月10日公開)のワールドプレミアが日本時間5月3日にロサンゼルスのハリウッドで開催され、若き猿ノアを演じたオーウェン・ティーグや人間の女性ノヴァを演じたフレイヤ・アーランらキャスト陣と、メガホンをとったウェス・ボール監督らが登壇した。

会場には恐ろしい表情で口を開いた巨大な猿のモニュメント、独裁者プロキシマス・シーザーが鎮座する玉座が設置され、さらにレッドカーペットには人間ではなく馬に乗った猿たち…。まさに“猿の惑星”と化したハリウッドの街は、大勢のファンやマスメディアで異様な熱気に包まれる。そこに登場したキャスト&スタッフ陣は、熱烈な声援に応えながら、写真撮影やサインにも応じるなどサービス精神旺盛。

ノア役を演じたティーグは「ハリウッドの通りを封鎖していて最高にクールです。長い間僕たちの頭のなかで生きてきたこの映画を多くの人たちに観てもらうのが楽しみです!』と、公開が目前まで迫った喜びを爆発させる。またノヴァ役のフレイヤは「すばらしい映像のなかに美しく深い物語があります」と本作の魅力を語り、ポール監督は「この映画は国境や文化、そして時代をも超えて広がっていく。このシリーズには多くの人の想像力をかき立てる魔法があり、その伝統を紡いでいくことが楽しみでならないです」と、長年愛されるシリーズに携わった感動をあらわにした。

さらに日米同日公開を迎える2日前の5月8日(水)に来日することを明かしたボール監督は「日本から生まれが文化や芸術が大好きで、いまはちょうど『僕のヒーローアカデミア』を観直しているところだったので日本に行くのをとても楽しみにしています」とコメント。また最終版予告映像もあわせて解禁され、ますます期待が膨らむ「猿の惑星」の完全新作。人類と猿に待ち受ける衝撃のラストを、是非とも劇場で目撃してほしい!

文/久保田 和馬