能登半島地震の被災地、石川県能登町の小学校では18日、卒業式が行われ、体育館で避難生活を続ける住民も出席して子どもたちの門出を祝いました。

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能登町の小木小学校では、地震の影響で愛媛県の学校に転校した児童を含め、6年生12人が卒業式に出席しました。

体育館では今も14人が避難生活を続けていますが、この日のために住民が卒業式を彩るお祝いのボードなどを準備しました。

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卒業生はお別れの言葉で「この町を応援してくれた地域の皆さま、ご来賓の皆さま、災害支援の皆さま、本当にありがとうございました」と、大きな声で感謝の言葉を口にしていました。

避難生活を続ける女性は「少ない人数なのに大きな声で返事をしたり歌を歌っていて、ハンカチで涙をぬぐいながら拝見した。勇気づけられた」と話していました。

4月からは金沢市内の中学校に通い始める卒業生もいますが、困難を乗り越え今後も友情を育んでいく思いを新たにしていました。