能登半島地震の影響で離れた場所へ2次避難している人たちが、地元に戻って住み続けられる1戸建て仮設住宅の建設が27日から石川県穴水町で始まりました。

石川県が今回初めて建設を始めた木造の1戸建て仮設住宅は、能登地方を離れアパートなどのみなし仮設住宅で生活する被災者が、将来的に地元へ戻れるように整備を進める「ふるさと回帰型」です。

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穴水町では集落の一角で、プレハブ型の仮設住宅とは別に6戸の建設が始まりました。2か月程度で完成する予定で、自力での住宅再建が困難な住民が1戸建ての仮設住宅に入ります。

入居期限の2年間を過ぎた後は町が建物を買い取り、住民が同じ場所で生活を続けていくため、有償での譲渡も想定しています。