新年度を迎え、石川県庁では馳浩知事が幹部職員を前に、チーム石川の一員として能登半島地震の復旧・復興や観光誘客に取り組もうと訓示しました。

能登半島地震の発生から1日で3か月を迎え、県庁では黙とうが捧げられました。

幹部職員を前に馳知事は、地震からの復旧・復興に緊張感をもってあたるとともに、北陸新幹線の敦賀への延伸開業で地域経済を回していくためのチャンスを前向きに捉えていこうと訓示しました。

また午後に開かれた会見で馳知事は、応急仮設住宅について3月末までに5131戸を着工し、このうち1643戸が完成したと明らかにしました。


馳浩 石川県知事
「この時点で、8月いっぱいにはなんとか希望者が入居できるめどを立てることができたと思っている」

また、3月末時点で能登の市や町からは6610戸の仮設住宅が必要との要望が寄せられていて、県では8月中に必要な住宅の完成を目指すことにしています。