能登半島地震の観光支援策「いしかわ応援旅行割」の第2弾の予約の受け付けが19日から始まり、宿泊施設や旅行代理店が対応に追われています。

「いしかわ応援旅行割」は、1人1泊2万円を上限に宿泊代金の半分が割り引かれる制度で、予約の受け付けが19日に始まった第2弾の対象期間は5月7日から7月31日までです。

石川県加賀市のホテルアローレでは、現在も2次避難者およそ100人を受け入れている中で営業を続けていますが、朝から予約の電話が相次ぎ従業員が対応に追われました。

ホテルアローレ・太田長夫社長「第1弾は短かったので電話が殺到したが、今回は期間も長い。多くの方に支援につながるような利用をいただけるとありがたい」


ただ、第2弾の旅行割は2次避難者を受け入れているおよそ120の宿泊施設に限定して追加の予算配分がされていて、旅行代理店は対象外です。

金沢市内の旅行代理店では、予約を求める客の電話が入るものの、断らざるを得ない状態です。応援旅行割は、旅行会社や宿泊施設に割りあてられた予算がなくなり次第終わるため、第1弾の予算を使い切っている旅行代理店では、割引き商品を提供できません。

窓口に訪れた客に対して、「予算の配分がなく弊社では予約できない」など申し込みを断る場面も見られました。

第2弾の旅行割の制度設計が利用者からはわかりにくく、一部では混乱が見られる受け付け初日になりました。