福井県に奥能登のグルメが登場です。能登の食材や器を使った「能登丼」を提供する飲食店が19日、福井駅前にオープンしました。

福井駅前の複合施設にオープンした「能登丼食堂」

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能登丼は奥能登のコシヒカリに地元の牛や豚、魚介や野菜をふんだんに使い、輪島塗などの器で提供するご当地どんぶりです。

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訪れた人「おいしいですね、能登に行った気分で」「器もすごい素敵だし能登がぎゅっと詰まっていておいしいです」

店は42店舗が加盟する能登丼事業協同組合が運営していて、初日は石川・福井両県の知事が激励に訪れました。

カウンターに立つ輪島市町野町の寺でカフェを営む日向文恵さんは、2次避難先の東京から単身で福井にやってきました。輪島塗の食器は崩れた寺のがれきの中からボランティアに取り出してもらったものです。

日向文恵さん「まず第一歩は福井だけど、ここで味わってもらったおいしい丼を今度は能登に来ていただいて、風景とともに味わっていただきたい」

店は加盟店が交代で切り盛りする予定ですが、被災して営業できない店も多く当面の間、日向さんが担当するということです。