4月12日、石川県金沢市内の大学の学生寮で食事をした男女29人が下痢や腹痛、発熱などの症状を訴えました。市は食中毒と断定し、この施設を3日間の営業停止処分としました。

食中毒が発生したのは、金沢市太陽が丘にある北陸大学の学生寮・ドームひまわりの家です。

金沢市の衛生指導課によりますと4月16日、この施設を運営している業者から「寮に入寮している学生10人以上が12日〜13日にかけて下痢や発熱など食中毒のような症状がみられる」と相談があったということです。症状を訴えたのは入寮する10代から20代の男女29人で、いずれも入院しておらず、回復傾向だということです。

この施設は全寮制で、朝食と夕食を提供しています。原因となった食材はわかっていませんが、同じ食堂を利用した29人に食中毒症状がみられることや、患者に共通する食事がこの施設で調理・提供された食事以外にないことなどから市では、この施設が原因の食中毒と断定しました。

今月に入り県内で食中毒が発生したのは今回が4件目です。