能登半島地震の被災地を支援するため4月に東京・両国国技館で行われた勧進大相撲で集まった義援金が、7日石川県に寄付されました。

勧進大相撲は4月16日に62年ぶりに開かれ、地震の被災地のためにとおよそ7000人の観客が集まりました。夏場所で新小結となる津幡町出身の大の里が土俵に上がったほか、七尾市出身の輝が自慢の歌を披露し郷土出身力士も会場を沸かせました。

義援金の目録を手に県庁を訪れたのは、金沢市出身の大鳴戸親方(元大関・出島)と七尾市出身の竹縄親方(元関脇・栃乃洋)ら日本相撲協会の関係者です。

今回集まった入場料金や会場での募金の全額、また売店の売り上げの一部合わせて2733万円あまりが被災地支援に役立ててほしいと県に渡されました。

大鳴戸親方「一日も早い復興を願って知事に託した」
竹縄親方「きのう実家に行ってきたが、家の中の工事がまだまだ進んでいないので一日も早い復興を、七尾から奥の方も大変なので進めてほしいなと思う」

義援金は配分委員会を経たあと、被災者に届けられるということです。