城下町の初夏を彩る金沢百万石まつりが2日、開幕しました。コロナ禍を乗り越え、4年ぶりの通常開催です。

金沢市の兼六園に隣接する金澤神社では2日朝、雨が降りしきる中、祭りの始まりを告げるお水取りの儀式が行われました。

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金沢の地名の由来とされる金城霊沢では、宮司らが柄杓を使って水をくみ上げ、外国人を含む多くの見物客が様子を見守りました。

霊水は3日と4日、兼六園の時雨亭など市内7か所で開かれる百万石茶会で使われます。

一方、金沢市の尾山神社では祭りの成功を祈る祈願祭が行われました。巫女による「浦安の舞」が奉納された後、金沢百万石まつり実行委員会名誉会長の村山卓金沢市長らが玉串を捧げました。

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加藤治樹宮司は「今年はコロナ明けのまつりで、金沢の雅を国内外に発信できれば」とあいさつしました。

なお2日午後7時から予定されていた特別協賛事業「子ども提灯太鼓行列」は、天候不良のため中止となりました。