三重県「心理的虐待の事実あったと判断」 里親登録抹消の取り消し訴訟受け対応を説明
訴状などによりますと、松山健さん(79)夫婦は里親として、男子高校生(16)と男子中学生(13)を、養育していましたがおととし、児童相談所は松山さんらへの聞き取りなどから、虐待の疑いがあるとして里子2人を一時保護しました。
相談所はその後、夫婦の里親委託を解除し県も里親登録を抹消しました。
松山さん夫婦と養子縁組した高校生は、これらが違法だとして、処分の取り消しと2200万円の損害賠償を求め、4月、津地裁に提訴しました。
三重県は17日の会見で、里親が「施設に帰れ」「この家のルールが嫌なら出ていけ」などと発言していて、心理的虐待の事実があったと判断したと説明しました。
県の主張は司法の場で行うということです。