子どもの日の5日、長崎市の諏訪神社では恒例の「長坂のぼり大会」が行われました。笑いあり、涙あり神社の「長坂」には参加した子どもたちと家族それぞれのドラマがありました。

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参加する子どもたち:「“一番札”とるぞー!おー!」

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長坂の上から:「上ってこーい、上ってこーい!」

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長崎市、諏訪神社の「長坂のぼり大会」は、子どもたちの健全な成長を願って毎年「子どもの日」に開催されています。

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5日は年少から小学6年生までの子どもたち約500人が参加。73段ある長坂の先の境内に吊るされた「一番札」を目指し、学年別に分かれて健脚を競いあいました。

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祖父:
「(二人は)いとこ同士なんですよね。娘と息子の子供で、同じ5歳。今年は一緒に衣装を揃えて…手作り衣装で頑張るようにしました」

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おじいちゃん《手作りの一番札》を身につけ、長坂に挑んだ日葵乃ちゃんといとこの雅人くん。

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祖父:「せーの!頑張るぞー、えいえい」
3人:「オー」

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黄色い服の雅人くんが先にスタートしましたが、目指した「一番札」には届きませんでした。

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雅人くん:「一番札、取ってない…」
祖父:「よく頑張ったと思います。ちょっと出足が遅れたかもしれないけど」

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小学4年生の河浪 蘭さん:「もう絶対勝ちます。2連覇を狙います」

去年は長坂のぼり、初挑戦で一番札をとった蘭さん。今年も好スタートを切りましたが、学年が上がって走る距離が3年生の時より長くなったためか、途中で失速。最後は、足がもつれてしまいました…。

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河浪さん:
「ちょっと足が走りすぎて痛いです」
(来年は?)
「来年は1位(一番札)とりたいです」

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年少さんの組に出場した本多伊織くんは股関節の病気で、去年から、足に装具を付けて生活しています。

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『装具を付けていても、何だってできる!』そんな両親の思いに応えて、伊織くんは懸命に長坂を上りきりました。

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(Q. 走ってみてどうだった?)
本多 伊織くん(年少):「楽しかった」
父親 本多 隼人さん:「よかった!」

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(Q. お父さん一緒に走られてどうでしたか?)
隼人さん:「泣きそうでした…大丈夫かなと思ったんですけど、最後まで頑張ってくれました」

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(Q. ゴールする姿をご覧なられていかがでしたか?)
母親 涼花さん:「上がってきただけでも…頑張ったなと思います。頑張ったんで、みんなで頑張ったねって声かけたいです」

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一番札を取れた子も取れなかった子も、それぞれが目一杯、自分の力を出し切った長坂のぼり大会でした。