長崎県五島市では、夏場に収穫できる作物として、おととし導入された新品種のカボチャの出荷が始まりました。
栗のような甘さが特徴のカボチャ「くり大将」という品種です。
五島市上崎山町の野崎文義さんの畑では、ことし3月に植えたカボチャが、直径20センチほどに成長しました。
実の選別や箱詰め作業は、出荷先の商社が行うため、農家は収穫したカボチャをコンテナに積み込むだけで、省力化にもなっています。
野崎文義さん:「おととし葉タバコの栽培をやめて、五島振興局の勧めがあって、これ(栗カボチャ)を始めた。出荷が簡単でいいんじゃないかと僕は思います」
夏場の新たな収入源として五島市に導入された「くり大将」。今年は去年の倍にあたる215トンの収穫が見込まれています。