株の運用資金名目で全国で100人以上から現金をだまし取ったと見られる福岡県の会社役員の男が逮捕された事件で、この男が山形市の男性からもおよそ2,400万円をだまし取ったとして、長崎と山形の両県警は10日、詐欺の疑いでこの男を再逮捕しました。

逮捕されたのは、福岡県大牟田市に住む会社役員の大嶺正和容疑者(50)です。

NBC

警察によりますと、大嶺容疑者は山形県内の40代の知人女性を通じて知り合った山形市の40代男性に対し、自身が行う株式運用に出資すれば利益を得られると持ちかけ、2020年12月から2022年2月までの間、数回にわたって現金を振り込ませあわせておよそ2400万円を騙し取った疑いが持たれています。

大嶺容疑者は2023年11月に詐欺の容疑で逮捕されていて、その後の捜査で今回の犯行が裏付けられたとして警察が10日、再逮捕しました。

大嶺容疑者の認否について、警察は「捜査に支障がある」として明らかにしていません。

警察によりますと、大嶺容疑者に出資し被害に遭った人は長崎県内でおよそ80人、全国では100人以上いると見られ、被害額は数億円に上るとみられています。