ちょっとひととき…懐かしい “昭和の長崎”を感じてみてください。
NBCライブラリーに残る映像で振り返ります。

NBC
NBC

1968(昭和43)年2月5日、長崎市西坂の丘で行われた二十六聖人を追悼する野外ミサの様子です。

NBC

時は安土桃山時代の1597(慶長元)年2月5日、豊臣秀吉のキリスト教禁止令により、日本人信徒20人と外国人宣教師6人が京都から長崎に連行されました。
26人は長崎の西坂の丘で十字架にかけられて処刑されました。その中には、12歳のルドビコ茨木、14歳のトマス小崎など幼い少年たちもいました。
これは、日本における最初のキリスト教への大規模な弾圧でした。

26人はその後カトリック教会によって聖人の列に加えられています。
ここで行われる記念ミサには、毎年多くの参列者が祈りを捧げます。

NBC
NBC

この年は殉教から321周年の記念ミサでした。
午後5時にミサは始まり、仕事帰りの会社員や、学生たち、白いベールをかぶった女性や子供など信徒800人が参列。

NBC

山口大司教が最後まで信仰を捨てなかった聖人をたたえる説教をし、みんなで祈りを捧げました。

NBC
NBC

二十六聖人殉教地である西坂の丘は、ローマ教皇も訪れる公式巡礼地となっています。

NBC
NBC
NBC
NBC

2019(令和元)年11月にはローマ教皇フランシスコがここを訪れ、記念碑に献花し、祈りをささげました。

放送局が撮影した 長崎の映像を配信している『ユウガク』より