ノーザンレイクでけい養されているメイショウドトウ(セ28)の近況がこのほどnetkeibaTV『メイショウドトウ、28歳の春』で取り上げられ、放牧地で元気に草を食む様子などが伝えられた。

 同馬は今年2月23日朝に疝痛を発症。その後は加療を続けていたが、3回目の診察時に、手術が必要になる可能性があるとして、三石の家畜高度医療センター(NOSAI日高支所家畜高度医療センター)に移送された。検査の結果、すぐに手術が必要な状態では無かったが、入院馬房で経過観察中に容体が急変。同日の23時40分ごろから開腹手術となった。

 高齢馬の全身麻酔は負担が大きくリスクもあったが、ドトウは無事に乗り越え手術は完了。牧場の担当者によれば、高齢馬のわりに回復も順調とのこと。SNSでも数多く心配の声が寄せられたが、現在では広い放牧地で夢中に草を食む毎日。歯が悪いため、消化によくないものなど、一部の食事制限はあるものの、食欲は旺盛で元気に過ごしているという。

■メイショウドトウ
 父Bigstone、母プリンセスリーマ、母の父Affirmedの血統で、99年〜01年にかけて中長距離戦を中心に活躍。テイエムオペラオーとのライバル対決で知られ、00年宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンC、有馬記念、01年天皇賞(春)と5度も同馬の2着に入った。実に6度目の対決となった01年の宝塚記念でついに雪辱を果たし、待望のGIタイトルを獲得。ともに同年末をもって引退し、02年1月には2頭の合同引退式も行われた。



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