復帰戦で成長を見せられるか。豪G1馬を母に持つトライデントスピア(牡3、美浦・田中博康厩舎)が、土曜東京4Rの3歳未勝利(芝2000m)で初勝利を狙う。

 トライデントスピアは父ダイワメジャー、母アンフィトリテII、母の父Sebringの血統。豪G1のMRC1000ギニーを制した母の初仔。近親にも活躍馬が並び、母系のポテンシャルは文句なしだ。

 昨年10月の新馬(東京芝1800m)は中団後ろからまずまずの脚を使ったものの、上位とは少し差のある4着。大型馬らしく、まだ動き切れていない印象があった。その後、次走に向けて調整されていたが、脚元に不安が出たため休養へ。今回が7カ月ぶりの実戦となる。

 ここまでWコースをメインにしっかりと乗り込まれ、追い切りでは好時計をマーク。鞍上にはルメール騎手を確保するなど、勝負気配が漂っている。休み明けでもきっちり決めたい一戦となる。