ゲートの出が上達して末脚に磨きがかかっているミッキーヌチバナ。チークピーシズを着用してからの成績が安定しているように、馬具の工夫で能力を発揮できるようになっている。ここも好勝負可能。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■5/18(土) 平安ステークス(4歳上・GIII・京都ダート1900m)

 前走のアンタレスSでは2、3番手を行っていた馬がそのまま粘り込む流れを差し切ったミッキーヌチバナ(牡6、栗東・高橋亮厩舎)。鞍上が熟知してエスコートが巧みだったこともあるが、この馬自身もパワーアップ。3走前のベテルギウスSで3着だが、そこで勝ったペプチドナイルはその後、フェブラリーSを勝った。それに小差の戦いを演じたように、非常にポテンシャルは高く、ここも連勝は可能だ。鞍上は太宰啓介騎手。

 昨年の当レースの2着馬ハギノアレグリアス(牡7、栗東・四位洋文厩舎)は近走、GIを含む重賞レースで常に上位争いをしている。ここ2戦は好位から運んでもう一歩というレースが続いているが、直線が平坦の京都コースなら詰めの甘さを補えそうで、惜敗続きに終止符を打つ。鞍上は岩田望来騎手。

 その他、前走のアンタレスSで重賞初挑戦ながら2着と好走したスレイマン(牡6、栗東・池添学厩舎)、前走が不発もダートで復活したヴィクティファルス(セ6、栗東・池添学厩舎)、昨年の勝ち馬グロリアムンディ(牡6、栗東・大久保龍志厩舎)、京都コースなら逃げ切りも十分あるミトノオー(牡4、美浦・牧光二厩舎)などが虎視眈々。発走は15時35分。